1950年代後半から1962年までの初期型アメリカ製Bigsby B5ですがこのあと、63年頃からは裏のパテント番号が無くなります。当時1960年にイギリスのセルマー社と代理店契約を結び古い金型をイギリスに送り新しいく量産するための金型と機械を63年に入れ替えてます。量産用の63年以降の金型の画像上にアップしてますご参照ください。さて、
ジョンの325に取り付けてあるB5の情報が以前はあまり気にしていなかったのですが
最近、調べた結果、海外のマニアの方からも協力を得てわかりまた。ジョンのBIGSBYは
アメリカ製のB5で初期型の物です。当時US Pateient入りのBigsbyのイギリス生産は
1963年後半からで代理店契約を結んでから約2年間はアメリカから輸入してイギリスで
加工しているようです。また、イギリスの方がアメリカより少し小さいのも特徴ですが
金型を少し加工したかまたは研磨でかなり淵を削ってます。ジョンのB5のBIGSBYのロゴ
のあるねじ穴の下の淵両サイドが丸く削られてます。なぜこのような事が起きているのか
はっきりした事はわかりませんが海外からの情報ですと、当時イギリスは鉄鋼製品に
重課税をかけていたので加工用の部品をして輸入すれば高い課税から逃れる事ができる
ので最終研磨をイギリスで行っているようです。ジョンのB5は通常のイギリス生産のB5
より丸く削られていますが、ジョンが手にした62年はイギリス工場が稼働する前デザインが一定しないかもしくは当時の初期サンプルで手作業で研磨して丸くなっているようです。
63年以降のイギリス製のB5も形状が丸くジョンのB5ほどではありませんが淵を研磨しています。アメリカ製では私自身見たことはありません。この話の続きはまた、詳細な資料をつけてブログにアップします。上のBIGSBYは初期型のアメリカ製の物です。あのパテントナンバーの刻印とイギリス製のB5の刻印の文字がぴったり一致します。
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